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古田織部書状 浅野長政宛
(慶長十六年)二月十九日付
紙本墨書
総丈109×54,8糎
本紙33,8×48,5糎
軸装 箱入
表具虫損有
【読み】
古田織部(1544~1615)が浅野長政(1547~1611)へ宛てた書状。浅野長政は関ヶ原の戦い以降、徳川秀忠のもとで江戸に滞在することが多かった。古田織部は慶長十五年八月に江戸に下り、翌年二月頃に帰洛しているため、慶長十六年の書状である可能性が高い。とすれば、本書状は長政死去の二ヵ月ほど前のものとなる。
内容は、江戸に逗留している間いつものことながら大変親切にしていただき感謝の言葉もありません。ことに(私が江戸から帰る時には)皆様で同道していただき、途中まで送っていただいたのは過分のことで忘れがたいです。乗り物に乗ってからは小田原まで涙ばかりでした。
書中の「御上洛」は、本書状が慶長十六年のものであるとすると、この年四月に後水尾天皇の即位があり、徳川家康は三月六日に江戸を発している。
長政宛の織部書状は他にも知られており、茶の湯などの交流があったことが知られている。本書状からは最晩年の長政が江戸で織部と交流していた事実やその様子などが窺え、興味深い。
この時期の織部は、慶長十五年に江戸で秀忠へ台子茶湯の伝授を行っており、活動を充実させていた時期であった。
価格:1,100,000円(税込)
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